「キョロロロロ」という鳴き声でおなじみのアカショウビン
鳴き声だけは知っている人も多いと思います。私が通っている歯医者さんでも野鳥の声の有線が流れていますが、時々アカショウビンの声が流れます。
でも「アカショウビンが鳴いてますね」と言っても歯科衛生士さんは「アカショウビンって鳥がいるんですか?」と返ってきます。
癒しの鳴き声のアカショウビンはどんな野鳥なのでしょうか?
アカショウビンは赤いカワセミ?幻の鳥に会いたい!アカショウビンの生息域は?
アカショウビンは全国に飛来する夏鳥です。
日本にはアカショウビンと亜種のリュウキュウアカショウビンがやってきますが、アカショウビンは九州以北にリュウキュウアカショウビンは南西諸島に飛来します。
アカショウビンはカワセミ科の野鳥です。川沿いよりは照葉樹林やブナ林など深い山地林を好みます。
赤い姿は目立ちそうですが、薄暗い林の中では以外に目立ちません。
アカショウビンは赤いカワセミ?幻の鳥に会いたい!アカショウビンの特徴は?
アカショウビンは全長27センチメートル、オスとメスはほぼ同色で、頭から体の上面は赤褐色をしており体の下面は橙色をしています。
長くて鮮やかな赤色のくちばしが特徴です。
リュウキュウアカショウビンは翼が赤紫色の光沢が
あり、腰にあるコバルトブルーの斑が大きいです。
アカショウビンは細い沢の周辺が好きで、カエル・カニ・魚・昆虫などを捕まえて食べています。
横枝から狙いを定めて水中にダイブする狩りの様子はカワセミと同じスタイルですが、その様子を生で見るのはとても大変です。
アカショウビンは赤いカワセミ?幻の鳥に会いたい!アカショウビンを見るのは大変?
アカショウビンの鳴き声はとても目立つので、声を聴くことはできますが、姿を見ることは大変です。
私は青森県の白神山地十二湖を二回訪れたことがあります。ここはアカショウビンが観察できる場所として有名で、物産館の名前も「森の物産館キョロロ」です。
レンタカーから降りるとすぐに「キョロロロ」とアカショウビンの出迎えの声を聴くことができました。
その後3時間たっぷりと散策しましたが、すぐそばで鳴き声が聴こえるのに姿を見ることはできませんでした。
十二湖には三脚と迷彩服で野鳥の写真を撮ろうと頑張っている人がたくさんいましたが、私がいる間写真が撮れた人はいなかったのではないと思います。
先日も「ダーウインが来た!」でプロの動物写真家がアカショウビンの姿を撮ろうと何日も粘って苦労している様子が放映されましたね。
私も一度は生でアカショウビンの姿を見たいと思います。
アカショウビンは赤いカワセミ?幻の鳥に会いたい!田中一村も描いた野鳥
日本のゴーギャンと言われる画家「田中一村」を知っていますか?
田中一村は奄美大島に移住して、物置小屋を自分で修理しながら暮らし、奄美大島の植物や動物を描き続けました。
奄美大島には「田中一村記念美術館」があります。ここには田中一村の作品が80点常設展示してあります。
クワズイモやアダン、ソテツなどの植物の描写も見事ですが、「キョロロロ」という声が聴こえてきそうなアカショウビンの絵が私の一番のお気に入りです。
奄美大島ですから田中一村が描いたのは「リュウキュウアカショウビン」なのでしょうね。
奄美大島に行くことがあったらぜひ寄ってください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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