だんだん寒くなってくると、日本各地の動物園でカピバラに温泉が用意されて、ゆず湯につかってのんびりくつろぐカピバラの様子がニュースなどで流れます。
その姿を見ると、私たちも癒されますよね?
でも、あのカピバラは日本の動物園限定の仮の姿なのです。
カピバラは南米のジャングルという厳しい環境を生き抜くサバイバー。
厳しい環境を生き抜くための足の秘密を公開します。
カピバラの足は長いか短いか?
カピバラは世界最大のげっ歯類(ネズミの仲間)です。和名はオニテンジクネズミです。
南米のパナマからアルゼンチン北東部の草原や湿地帯に生息しています。
体長は1.1~1.3m、地面から肩までの高さは50~62cm、体重は平均45kgで、中型から大型の犬の大きさですね。
カピバラの体はたわしのような硬い毛で覆われています。
また、カピバラにはネズミの特徴である尾がなく、四本の足は短く、前足よりも後ろ足のほうが長くなっています。
人気キャラクター「カピバラさん」には一応足はついていますが短すぎて、あれでは体重を支えられません。(キャラクターですから別にいいんですけどね)
カピバラの足は速い?
野生のカピバラが暮らしている場所にはカピバラをエサに狙っているワニやジャガーがいます。
敵に襲われた時カピバラはどうするか?カピバラには鋭い牙や爪などの武器がありません。
ひたすら走って逃げます。その速さは日ごろのカピバラの姿からは想像できない速さで、なんと時速50キロメートル!です。
自動車並みのスピードでオリンピックの金メダリストでもかないません。
カピバラの名前には現地の言葉で「草原の支配者」という意味があります。なるほどですね。
カピバラの足指には水かきがある?
野生のカピバラが暮らしているのは南米の草原や湿地帯です。
カピバラは別名「南米のカバ」「水の豚」と呼ばれ、一日の大半を水の中で過ごします。
水面に少し顔を出しただけで周囲を見渡せて呼吸ができるように頭の上部に目や鼻が集まっているので、「ぬぼ~」とした顔をしています。
その顔が癒し系として人気のもとになっているんです。
前足の指は4本後ろ足の指は3本で指の間には水かきがあります。
だから、カピバラは泳ぎもとっても得意です。
水はカピバラにとってはとても大事な場所です。敵に襲われた時に避難する場所であり、トイレや交尾も水の中で行います。
長崎バイオパークでカピバラを見たときウンチをしているカピバラの横で平然と水を飲んでるカピバラがいました!
カピバラの水中の速さは?
カピバラの足指の間には水かきがあることを紹介しました。
陸でジャガーやキツネ、コンドルに狙われて水中に避難しても今度はワニがいますしジャガーも泳げます。
カピバラの泳ぐ速さは大人が歩くくらいの速さです。さらに5分くらいは潜水することだってできます。
普段動物園でカピバラが泳ぐ姿を見ることができないのは、「彼らが身の危険を感じていない」
からだといえます。
暑いときにはカピバラは水中散歩をするそうなので、夏場にカピバラのプールの前で観察していると泳ぐ姿をみられるかも。
カピバラ足湯ってどういうこと?
カピバラは南米出身ですから、日本の冬の寒さはつらいでしょう。
寒くなると日本の各地の動物園でカピバラのための温泉が用意されます。
これは、偶然の産物なのだそうです。
ある時カピバラ舎を掃除していた時に水たまりができて、そこにカピバラが浸かって気持ちよさそうにしていたことが発端だそうです。
「カピバラ足湯」とは調べてみると那須どうぶつ王国で人間が足湯をしながら、温泉を楽しむカピバラを見るというコーナーのことです。
みなさんも「カピバラ足湯」楽しんでみませんか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
カピバラの性格については以下の記事もお読みください。
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