かわいいカヤネズミの巣の作り方と生態・大きさ・絶滅危惧種なの?

みなさんはカヤネズミをしっていますか?日本で一番小さなネズミです。

私は北九州市の「響灘ビオトープ」や「到津の森公園」で見たことがあります。その小ささにびっくりしました。

体の大きさは大人の親指くらいで、体重は10g(500円玉くらい)もありません。とってもかわいいネズミです!

カヤネズミの「カヤ」は、かやぶき屋根の「かや」と同じで、ススキやヨシなどの草丈の高いイネ科の植物です。

カヤネズミは河原や草原、田んぼなどに住んでいますから、小さくて気が付かないだけで実は私たちの身近にいる動物なのです。

このカヤネズミの住む場所がなくなって、カヤネズミは絶滅危惧種になってしまいました。

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かわいいカヤネズミの巣の作り方

世界には約1000種のネズミの仲間がいます。ドブネズミ・ハツカネズミ、ペットとして人気のハムスターやモルモットや癒し系動物の代表カピバラもネズミの仲間です。

カヤネズミはその中でも草の上に巣をつくる大変珍しいネズミです。生活のほとんどが草の上なので、体のつくりも草の上での生活に適した形に進化しています。

巣の材料は、イネ科やカヤツリグサ科の植物です。オギとススキは代表的な巣の材料になる植物です。

カヤネズミはススキなどの葉を細く裂いて丸め、直径10センチくらい(ソフトボールくらい)の丸い巣をつくります。

巣作りに必要な時間は5時間くらい、あの小さな体でとても器用に巣を作ります。

NHK教育の動画でも巣作りの様子を紹介していますよ。興味のある人はぜひ見てください。

鳥の巣は材料を他の場所から運んで作りますが、カヤネズミは巣の場所の草の葉を使いますので、見分けられます。

また、巣の形はカヤネズミは球状ですが、オオヨシキリはお椀型、セッカは深いコップ型、ウグイスは縦長のボール型です。

カヤネズミの出産は春から秋で、ピークは秋です。出産の近づいたメスは複数の巣をつくり、その中のひとつに子どもを産みます。ほかの巣は休息場所として使われます。

オスも休息用の巣をつくりますが、子育てにはまったくかかわりません。

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かわいいカヤネズミの生態は?

カヤネズミは夜行性で、エノコログサやイヌビエなどの小さな草のタネや、バッタやイナゴなどの昆虫を食べます。

カヤネズミは田んぼのイネに巣を作るときには少し米を食べますが、イネを食い荒らしたりはしません。

田んぼの雑草であるヒエや、イネにつく害虫のバッタやイナゴも好んで食べます。

昔はイネにつくられたカヤネズミの巣を「豊作のしるし」とみていました。巣を神棚に飾る地方もあったそうです。

カヤネズミの寿命は半年から1年程度です。天敵は多くて、アオダイショウやモズ、カラス、イタチ、ネコなどに食べられてしまいます。

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カヤネズミは絶滅危惧種!カヤネズミを守ろう!

暖かく雨の多い日本では森林が発達しやすく、自然条件下で草原ができるのは、河川や湿原、高山や風が強い場所など、樹木が育ちにくい環境に限られます。

それ以外の場所では、人間が草刈りや野焼き、放牧などを行うことで草原が維持されてきました。

人々が生活の資源を得るために生み出された草原が、カヤネズミにも良いすみかを提供してきたのです。

9月4日放送の「ダーウィンが来た!」では、熊本県の阿蘇で行われる「野焼き」や「野焼き」によって維持されてきた草原とそこに暮らす生き物の特集があります。

その中でカヤネズミの暮らしぶりも紹介されます。かわいいカヤネズミの映像を、とても楽しみにしています。

茅葺屋根、牛のエサ、畑の肥料など、暮らしの中で草を使わなくなったことで、日本の草地は大きく減少しました。

人里の環境にうまく適応して暮らしてきたカヤネズミですが、生息環境が減少したことで数は激減しました。

それでもまだ、カヤネズミたちは日本各地の草原で頑張って生きています。

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カヤネズミの巣を見つけたら?

生息中の都道府県の7割でレッドリストに載っているカヤネズミですが、みなさんが住んでいるの地域にも、ひょっとしたらいるかも知れません。

川原や田んぼの周りの草むらを歩く機会があれば、そこに丸い草の巣がないか、ちょっと気を付けて見てください。

そしてもし、巣を見つけたり、カヤネズミに出会えたら、ぜひその場所を見守り続けて欲しいと思います。

巣を観察したいときは軍手をつけて、人間のにおいが巣に付かないように気を付けてください。巣の中をのぞいたりしないで、そっとしてあげてくださいね。

カヤネズミを守るために私たちができることは他にもあります。

河原や田んぼの草刈りをするときに、すべての場所を徹底的に草を刈るのではなく、いくつかの区画に分けて順番に草刈りしたり、一部を刈り残すことで生息場所を確保できます。

カヤネズミの生息情報が不足している地域では、絶滅の危険度が分からない状態です。

「カヤネズミネットワーク」というボランティア団体ではカヤネズミの目撃情報を集めています。

カヤネズミネットワークでは全国から集まった巣の目撃情報をもとに、生息状況のマップづくりをしてるそうです。

カヤネズミのような小さな生き物が暮らせる環境は巡り巡って私たち人間にも暮らしやすい環境になります。できることから始めましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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