猫好きにはたまらないトルコの街
トルコは、猫好きにとってまさに楽園のような国です。街のあちこちで猫たちが人と共に暮らし、まるで風景の一部のように溶け込んでいます。
なぜトルコの人々はこんなにも猫に優しいのでしょうか?
2025年2月にトルコを訪れた私は、そんな疑問を胸に、街の猫たちとの出会いを楽しみました。この記事では、旅先で見た猫たちの姿と、トルコの人々との関係を、可愛らしい写真とともにご紹介します。
トルコは猫の楽園だった!トルコの街角には猫が似合う
トルコ最大の都市 イスタンブール。ボスポラス海峡を挟んでヨーロッパとアジアにまたがるこの街は、異国情緒あふれる魅力に満ちています。
私は タクシム広場、グランドバザール、エジプシャンバザール などを訪れ、街歩きを満喫しました。エキゾチックな雰囲気のお店を巡るのも楽しかったのですが、それ以上に心を奪われたのは、街角に自然に溶け込む猫たちの姿でした。
- ショーウィンドウに入り込んだ猫
- 高級レースを売る店に平然と居座る猫
- ホテルのフロントでくつろぐ猫

彼らはおそらく野良猫なのですが、人間の都合など気にせず、気に入った場所で自由に過ごしています。人が近づいても驚かず、触ろうとしても威嚇されることはありません。

驚いたのは、これだけ猫がいるのに 街がまったく汚れていない こと。どこにも猫の糞が落ちておらず、嫌な臭いもしません。スーパーの入口には ペットフードの小袋が並ぶコーナー があり、外には空になった餌入れが置かれていました。誰かが猫の世話をし、掃除をしているのでしょう。トルコの人々の優しさを感じる光景でした。
トルコは猫の楽園だった!トルコの遺跡には猫が似合う
今回の旅では カッパドキア、パムッカレ、エフェソス遺跡 などの歴史的な場所も訪れました。そこでも、たくさんの猫たちに出会いました。

都会の猫とは違い、遺跡の猫たちはどこか 堂々とした風格 を持っています。
- 歴史的な建造物の上で凛々しく座る猫
- まるで門番のように遺跡の入り口に佇む猫
- 観光客を品定めするかのように歩く猫

まるで 「ここは私の縄張りよ。入れてあげるから行儀よくしなさいね」 と言わんばかりの態度でした。古代の遺跡と猫の組み合わせは、時の流れを超えた神秘的な魅力を感じさせてくれました。

トルコは猫の楽園だった!トルコのモスクや宮殿には猫が似合う
イスタンブールでは、 ブルーモスクやトプカプ宮殿 も訪れました。そこにも、やはり猫たちの姿がありました。

有名な宗教施設や宮殿の中に、猫が 当たり前のように自由に歩いている のです。日本であれば、猫がこうした場所にいることは珍しく、警備員に追い出されるでしょう。
しかし、トルコでは 猫がそこにいることがごく自然なこと。写真を撮って驚くのは外国人観光客だけで、トルコの人々は特に気にする様子もありませんでした。
トルコは猫の楽園だった!なぜトルコ人はこんなにも猫に優しいのか?
今回の旅で最も印象に残ったのは、 トルコの人々と猫たちの関係性 でした。
イスラム教では 「猫を大切にするべき」 という教えがありますが、それだけが理由ではないと感じました。トルコ社会全体が 猫と共生する文化 を受け継いでおり、地域ぐるみで猫の生活を支えています。

私は子供の頃から猫を飼っていましたが、昭和の日本の猫たちは 「サザエさんのタマ」のように、外でのびのび過ごしていました。
しかし、現代の日本では、飼い猫は室内で暮らし、野良猫は厳しい環境の中で生きています。
「日本でも、トルコのように猫と共存できる社会を作れないだろうか?」
そんなことを考えながら、トルコの猫たちとの別れを惜しみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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