高山植物の女王「コマクサ」、花言葉や群生地は?

乗鞍岳のコマクサ 植物

暑い夏がやってきました!夏登山のシーズンです。
高山では高山植物のお花畑が見ごろを迎えます。
高山植物の中でもコマクサは「高山植物の女王」と呼ばれます。
コマクサとはどのような植物なのか解説していきたいと思います。

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コマクサはなぜ「高山植物の女王」なのか?

本州中部の標高およそ2500mは森林限界と呼ばれ、森林限界以上の場所では低温と強風のために大きな木が育ちません。
森林限界以上の「高山帯」には低木のハイマツと高山植物が生えていて、短い夏には高山植物がいっせいに花を咲かせる「お花畑」を見ることができます。
これを目当てに高山を目指す登山者も少なくありません。

高山植物の中でも存在感があるのが「高山植物の女王」として知られるコマクサ(駒草)です。
コマクサ他の植物が生息できない砂礫地(大小の石ころだらけの場所)に単独で美しいピンクの花を咲かせる姿が女王と呼ばれる由来です。

コマクサの花はピンク色でとても可憐な花です。
花の形が馬の顔に似ていることから、コマクサ(駒草)と名付けられました。
コマクサは生命力にあふれた植物です。他の植物が生息できない砂礫地で水や栄養分を取るために、根は地中深く・広く伸びています。この根は雪解け水で流されることも防いでいます。
パセリのような葉は霧などの水分を集めて根に補給しています。

また、コマクサの花は1~2ヶ月と長い期間咲いていて、群落地では夏の間ずっと楽しむことができます

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コマクサの花言葉は?

コマクサは氷河期に日本列島に渡って来ました。
気温の上昇に伴って、気温が低い高山のみに生息するようになりました。そのあたりの事情はなんだか二ホンライチョウに似ていますね。

コマクサの花言葉を3つ紹介します。

コマクサの花言葉「高嶺の花」

「高嶺の花」は限られた高山で咲くコマクサにぴったりの花言葉です。
厳しい高山に登らない限りその姿を見ることはできません。

コマクサの花言葉「気高さ」

ふつうは植物が生えてこないような高山の岩場や砂礫地において、コマクサのたくましく咲く姿は「気高い女王様」そのものです。

コマクサの花言葉「貴重品」

コマクサは希少な高山植物ですが、古くから薬草として利用されていました。
かつては乱獲されて数が激減し、その後の保護活動によって生息数は回復してきました。

私は2023年7月27日に乗鞍岳に登り、コマクサの群生を見ることができました。
その時のガイドさんが昔は車を横付けしてコマクサを盗っていく人がいたという話を聞きました。

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コマクサの群生地ベスト5

1.北アルプス・燕岳
  山頂付近の風化した花崗岩群にコマクサ群落が点在しています。

2.岩手山
  火山礫地にコマクサの大群落を見ることができます。

3.北海道・大雪山
  大雪山系には大群落地「駒草平」があり、広範囲に咲き誇るコマクサを見ることができます。

4.北アルプス・乗鞍岳
  畳平のバス停から30分程度歩くとコマクサの群落が見られます。

5.秋田駒ケ岳
  横岳の南側に伸びる火山礫に覆われた幅広い尾根がコマクサの群生地になっています。

「高山植物の女王」コマクサについて紹介しました。
厳しい環境に適応してたくましく咲くコマクサや高山植物に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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