モクレンとコブシの見分け方

植物

春になると街路樹や庭木に大きな白い花が咲きます。モクレンやコブシです。
とても似ているモクレンとコブシの見分け方を説明します。

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モクレンとコブシの見分け方 がくの色

モクレンもコブシも大きな白い花をつけますが、モクレンの花の「がく」は白色でコブシの花の「がく」は緑色です。

だからモクレンの花は一見花びらが9枚に見えますが、そのうち3枚は「がく」で、花びらは6枚です。一方コブシの「がく」は緑色で花びらと区別できるので、花びらの周りに緑色の「がく」があればコブシだと見分けられます。

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モクレンとコブシの見分け方 花の向き

モクレンの花は全部上向きに咲いて、開ききることがありません。

一方コブシの花は上向き咲いているものや横向きに咲いているものが混じっており、花は開ききります。

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モクレンとコブシの見分け方 分類上の位置

モクレンもコブシもモクレン科モクレン属の落葉高木で中国原産です。

春先サクラよりも先にいい香りの白い花をつけますが、花の位置が高いので香りが分からないことも多いようです。

花が終わると握りこぶしのような形の実をつけます。これがコブシの名前の由来です。

コブシは原始的な被子植物で、裸子植物から進化して花をつけるようになった被子植物はコブシのような植物であったと考えられています。

モクレンは園芸種で多くの品種があり、紫色のモクレンを「シモクレン」白い花のモクレンを「ハクモクレン」と区別して呼ぶこともあります。

サクラが咲く前のまだ肌寒い春先に咲く白い花「モクレンかなコブシかな?」ちょっと立ち止まって見てみませんか?いい香りも楽しめるかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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