春の野の花5選

春の田んぼ 植物

桜の季節も終盤になり、ぐっと暖かくなって気づけば田んぼの畔や空き地に野の花が花盛りとなりました。皆さんは道端に咲いている花の名前をどのくらい知っていますか?代表的な野の花を5つ紹介します。

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レンゲ(ゲンゲ)

春先の田んぼをピンク色に彩る花であるレンゲ、「春の小川」の歌詞の中にも登場します。
このレンゲは天然の肥料(緑肥)として田植え前の田んぼに植えてあります。

レンゲはマメ科の植物です。マメ科の植物の根には「根粒菌」というバクテリアが共生して、空気中の窒素を材料に窒素肥料を合成してくれます。(この働きを窒素固定と言います)

レンゲごと土を耕すことで、田んぼの土に天然の窒素肥料を与えることができます。

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シロツメクサ(クローバー)

校庭や空き地に必ずと言っていいほど生えているシロツメクサ、四葉のクローバーの葉はラッキーアイテムとしても有名です。

シロツメクサもマメ科の植物です。白い丸い花をよく見ると、マメ科独特の花がたくさん集まっているのがわかります。

プラスチックなどでできた緩衝材が登場する前は、輸送する荷物の破損を防ぐためにシロツメクサなどを荷物の隙間に詰めていました。これが名前の由来です。

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セイヨウタンポポ

葉を地面にくっつけて広げ、黄色い丸い花(実際には花の束)をつけるタンポポはお馴染みの植物です。

タンポポには在来種のカントウタンポポやカンサイタンポポもありますが、空き地などで見かけるタンポポの多くは外来種のセイヨウタンポポです。

見分け方は花を裏返した時に、がく片がそり返っていたらセイヨウタンポポ、そり返っていなかったら在来種のタンポポです。

春しか花を咲かせない在来種のタンポポに比べて、季節を問わず花を咲かせるセイヨウタンポポの方が分布を広げていますが、在来種のタンポポも次第に勢いを取り戻しています。

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ハハコグサ

高さ20センチくらいの草で、全体を白く柔らかい毛でおおわれているのが特徴です。

水洗いして天日乾燥させたものは、生薬「ソキクソウ」として古くから咳止めやむくみを取るのに使われてきたそうです。

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ホトケノザ

シソ科の草本で、春の七草の「ホトケノザ」ではなく、食用にはなりません。(紛らわしいですね)
器のようにつく葉の形が、仏像の台座としてあしらった部分に似ていることから名づけられました。

今回は田んぼの畔や空き地などで見られる野の花を5つ厳選して解説しました。
通勤通学やお散歩の時にちょっと注意して見てください。道端の花の名前が分かると、ちょっと嬉しくなりますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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