前回はカピバラの足が水陸両用であることについて書きました。
今回は人気者の癒し系動物であるカピバラの性格についてフォーカスしていきたいと思います。
カピバラの性格は温厚
人気キャラクター「カピバラさん」でも知られるカピバラ。
世界最大のネズミの仲間です。日本各地の動物園で飼育されています。
小さな目と耳、大きな鼻に短い足、いつもぬぼ~っとしていて癒されますね。
カピバラは見た目のイメージ通りとても温厚です。
背中に鳥や他の動物が乗っても全然平気なのです。
カピバラどうしも仲が良く、血縁関係のあるメスは共同で子育てをします
カピバラの赤ちゃんは群れのどのメスからもお乳をもらえるので安心して育ちます。
カピバラの性格が優しいのはなぜ?
野生のカピバラは数10頭の群れで生活します。
群れは1頭のオスと複数のメス、その子供たちで構成されています。みんな血縁関係のある大家族なんですね。
また、カピバラはほかの動物と一緒に過ごすこともあり、とても社交的などうぶつとしても知られています。
カピバラの背はほかの動物にとって居心地のいい場所であり、川を渡るときの船代わりであったり、見晴台であったりします。
当のカピバラは背に乗られても全く気にしていないようです。
時にはカピバラの天敵であるワニと並んで川岸で日向ぼっこをすることもあります。
このように寛大であることで、厳しい南米の草原や湿地で生き残り子孫を残してきたのでしょう。
カピバラの性格が優しいのは生存戦略の一つなのかもしれませんね。
カピバラは人懐っこいてほんと?
カピバラは温厚でほかの動物と一緒に過ごすことが多いですが、その中には私たち人間も含まれます。
カピバラと触れ合える動物園もたくさんありますが、そんな動物園に行くと、カピバラの人懐っこさがよくわかります。
ちびっ子たちに囲まれても動じることなく、少々乱暴に触られても怒りません。
お尻やあごなど気持ちいいところをなでなでされると恍惚の表情を浮かべます。
この人懐っこさがカピバラ人気の理由の一つです。
「カピバラを飼いたい!」と思う人は少なくないでしょう。
カピバラは絶滅危惧種でも特定外来生物でもありませんので、飼育は違法ではありません。
しかし、カピバラが入れる池やえさ、広い敷地が必要ですので、一般の家庭では無理でしょう。
カピバラはキレると危険?
温厚で小さなことは気にしないカピバラは家族にはとてもやさしく接します。
しかし野生のカピバラは厳しい環境を生き抜くサバイバー。
オスは群れのボスになって子孫を残すため、激しい戦いを繰り広げます。
戦いに勝利して自分の群れをゲットしても次々と現れる挑戦者に勝ち続けなければ群れを維持できません。
カピバラの攻撃は「噛みつく」です。カピバラは草食動物なので、肉小動物のように獲物を仕留める為に噛みつくことはありません。
カピバラが噛みつくのは、身の危険を感じた時や不快な時、あるいはカピバラどうしがケンカをする時です。
カピバラの前歯はとても大きく伸び続けます。カピバラにクモザルが噛まれて命を落とした事故も報告されています。
また、群れに危険が迫っていると判断するとびっくりするほど大きな声を出して威嚇することもあります。
普段は温厚なカピバラです。カピバラと触れ合いたい、癒されたいのであれば、カピバラが嫌がったり危険を感じるような行動をしないように注意しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
カピバラの足については以下の記事もお読みください。
コメント