パンダの元祖はレッサーパンダ?

セキツイ動物

「パンダ」と聞いてどんな動物を思い浮かべますか?ほとんどの人が白黒模様のジャイアントパンダを思い浮かべるでしょう。

レッサーパンダはパンダと名前がついているけど、別の動物というイメージでしょうか?
しかし、元祖パンダはレッサーパンダなんです。

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パンダの元祖はレッサーパンダ?「パンダ」の意味は?

レッサーパンダはブータン・中国・ミャンマー・インド・ネパールの標高1,500~4,000mの森林に生息しています。

先に発見されたのはレッサーパンダで、現地の言葉でタケを食べる者という意味で「パンダ」と呼ばれていました。

レッサーパンダはネコ目レッサーパンダ科の動物で、アライグマやイタチの仲間です。

生息地や外見的特徴から「シセンレッサーパンダ」と「ネパールレッサーパンダ」の2つの亜種に分けられます。シセンレッサーパンダの方がネパールレッサーパンダよりも体の茶色が濃く体が大きいです。

レッサーパンダの後に同じようにタケを食べるジャイアントパンダ(クマ科)が発見され、両者を区別するためにレッサー(小さいの意味)を付けるようになりました。

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パンダの元祖はレッサーパンダ?かわいい立ち姿は何のため?

レッサーパンダはかわいらしい外見に似合わず、気性が激しく単独で生活するので、縄張り意識が強い動物です。

主食のタケや果実の他に鳥の卵や小動物も食べる雑食性ですが、もともとは肉食動物なので、鋭い爪も持っています。

2005年ごろ千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太くん」が後ろ足二本で立ち上がる姿が話題になりました。

実は後ろ足で立ち上がるのは威嚇のポーズなんです。レッサーパンダの足は立ち上がりやすい構造になっていて、ライバルに出会うと自分を大きく見せるために立ち上がります。

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パンダの元祖はレッサーパンダ?レッサーパンダに会える動物園は?

レッサーパンダの国際取引はワシントン条約で規制されていて、個人でペットとして飼うことはできません。

日本では多くの動物園(50か所以上)でレッサーパンダが飼われていて、世界のレッサーパンダのなんと25%が日本の動物園で飼育されていると言われています。

多くの動物園で飼育されていますが、野生のレッサーパンダの生息数は2500~10000頭と推定されていて、絶滅危惧種に指定されています。

生息地に人間が進出し、開発で生息地が分断されることで、エサ不足や繁殖の機会が失われています。
毛皮目的の密猟も原因の一つです。

パンダの元祖であるレッサーパンダが本来の生息地で元気に暮らせるように、私たちもできることから取り組んでいく必要がありますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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