みなさんはタケとササの違いは分かりますか?
7月になると、「七夕飾り」を各地で見かけます。歌では「ササの葉サラサラ~」とありますが、実はタケに飾り付けているものの方が多いのです。では、タケとササの違いは何でしょうか?
タケとササの違いとは?全体の大きさ?
「タケとササの違いは何ですか?」と聞くとタケは太くて大きく、ササは細くて小さいという答えが返ってきます。
これはだいたい正解です。実は細くて小さくてもタケに分類されるものもあります。「オカメザサ」は名前もササですが、分類上はタケです。
タケもササもイネ科の植物で、木よりも背が高くなるものもありますが草(草本植物)です。
タケとササの違いとは?決め手は稈(かん)の皮?
植物分類学でのタケとササの違いは稈の皮がはがれるか、はがれないかです。
稈の皮がはがれたものがタケ、稈の皮がはがれないものがササです。
タケとササの違いとは?枝の数も違う?
タケとササは稈から出ている枝の数も違います。
タケの枝の数は2本ですが、ササの枝の数は2本よりも多いのです。注意して見ると違いははっきりしています。
最近は遺伝子解析によってタケとササを分類するようになっているので、名前がタケだけどササの仲間だったり、逆に名前はササだけどタケの仲間のケースもしばしばみられます。
タケノコを食べているつもりが「ササノコ」かもしれませんね。
タケでもササでもどっちだっていいじゃないかと言われそうですが、「これはタケかな?ササかな?」と注意して見るだけで、世界が広がります。身近な自然にちょっと注目してください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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