マダガスカル共和国は、アフリカ大陸の南東海岸部から沖へ約400キロメートル離れた西インド洋にあるマダガスカル島にあります。
マダガスカル島は世界第4位の大きさを誇る島でおよそ1億6千年前にゴンドワナ大陸から切り離されました。
そして、動物や植物は独自の進化を遂げ、希少な生物が数多く生息しています。
マダガスカル島の有名な動物を紹介します。
マダガスカル島の有名な哺乳類
ワオキツネザル
動物園でもおなじみのワオキツネザル、長い縞々のしっぽが特徴でマダガスカル固有種です。
尾を輪の模様があることがワオキツネザルの名前の由来です。
昼行性で樹上生活をしていますが、地上で活動することも多く、気温が低いときは日向ぼっこして体温を上げます。
エリマキキツネザル
マダガスカル島の熱帯雨林だけに生息する固有種です。
顔がキツネに似て口先が長く尖っています。黒い顔に白い首の毛がに襟巻をしているように見えます。キツネザルの仲間の中では最も体が大きいです。
ベローシファカ
後ろ足で横跳びする姿がテレビのコマーシャルで流れて有名になったキツネザルの仲間です。
全身は白い毛で覆われ、顔は黒いです。
基本は樹上生活で、木から木へと素早く飛び移って暮らしています。
木が途切れてやむを得ず地上に降りたときは横跳びします。後ろ足が樹上生活に適応して長いので四本足で歩けないため横跳びするとか。
サボテンのとげや尖った岩場も平気です。
マダガスカルの珍しいは虫類
カメレオン
マダガスカルは「カメレオンの聖地」とも言われます。マダガスカルにしかいない多種多様なカメレオンが生息しているからです。世界のカメレオンの半分はマダガスカルに生息していると言われます。
カメレオンは体の色彩を変化させ、舌を伸ばしてエサの小動物を捕まえるのが特徴のは虫類です。
ツノヒメカメレオンやコノハカメレオンは世界最小のは虫類でが、ツノヒメカメレオンの大きさは最大3センチです。
マダガスカルヘラオヤモリ
湿った原生林の樹上に生息しています。体の色が木の幹にそっくりにカモフラージュしています。
名前の由来は尾が平ぺったくてへらのような形をしていることです。
夜行性で、昆虫やほかのヤモリなどを食べます。
ホウシャガメ
マダガスカルの南部に生息している固有種のリクガメです。
甲羅に放射状のきれいな模様があることが名前の由来になっています。世界で最も美しいカメを言われています。
最大甲長約40cmで、オスの方がメスよりもやや大型です。草食性で草や花、木の実を食べます。
マダガスカルの珍しい植物
バオバブ
バオバブの木は、マダガスカルで最も有名な植物です。
マダガスカルと言えば逆さまに成長するように見えるバオバブの並木と赤茶色の乾いた大地を創造する人が多いのではないでしょうか。
バオバブは通常マダガスカルの乾燥地区に生育します。膨らんだ木の幹に貯水することで乾燥した環境に適応しています。
カナボウノキ
マダガスカル島南部のトゲの森と呼ばれる乾燥地域にみられる植物です。
乾燥した気候に適応するために葉がトゲのように進化しました。
名前(金棒)のように全身がトゲで覆われています。トゲと言えばサボテンですが、サボテンとは違う種類です。
ラン
マダガスカルには、1000種の蘭が群生し、その85パーセントは固有種です。
その中には「世界で最も醜い蘭」も知られています。観賞用として輸出されています。
マダガスカルの有名な移動物に絶滅危惧種が多いのはなぜ?
マダガスカルには世界でもここにしかいない動物や植物がたくさん生息しています。
しかし、その多くは絶滅危惧種であり、数はだんだん減っています。
その原因はマダガスカルの森が少なくなってきていることがあります。
島の熱帯雨林の多くが伐採され、焼畑農業が行われることで作物の栽培に重要な貴重な表土が侵食によって失われています。
マダガスカルは世界で最も貧しい国の 1 つなので、人々の生活は天然資源の利用に依存しています。
珍しい植物や動物を求める先進国に向けて乱獲が行われていることも原因の一つです。
観光客や輸出入で持ち込まれる外来種も生態系のバランスを乱しています。
私もマダガスカルを一度は訪れてみたいと思っていますが、環境に十分配慮して生き物たちの邪魔をしないように心がけたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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