クリスマスも近くなり、街に出るとイルミネーションが美しく、クリスマスソングが流れています。
クリスマスソングといえば「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~」子供から大人までみんなが知っている歌です。
そこで、トナカイとはどんな動物で、赤鼻のトナカイは実在するのかを調べてみました。
赤鼻のトナカイは実在するの?トナカイはどこにいる?
サンタクロースのそりを引く動物であるトナカイはどこに住んでいるのでしょうか?
トナカイは北極圏から亜寒帯にかけて生息しているシカの仲間です。
グリーンランドやノルウェー、フィンランドなどの北ヨーロッパやロシアのシベリア地方などに分布しています。アラスカやカナダなど、北アメリカ寒帯地方にも分布しています。
ラップランドやノルウェーでは古くから家畜としても利用されてきました。
「トナカイ」という和名はアイヌ語の「トゥナカイ」が由来です。日本には野生のトナカイは生息していませんが、アイヌの人々はシベリア地方の民族との交流があったのです。
トナカイは英語ではレインディア(Reindeer)と呼ばれ、さらに北米のものはカリブー(Caribou)と呼ばれています。
赤鼻のトナカイは実在するの?トナカイのからだの特徴は?
トナカイのからだは北極圏の厳しい寒さに適応しています。
トナカイのひづめは大きくて、「かんじき」のように雪の上を歩くときに沈まないようになっています。
ひづめのの指の間には毛が生えていて、雪などによる目詰まりを防いでいます。
トナカイの毛は分厚くて、氷点下でも平気です。冬場には毛が長くなり、首の下にはたてがみのような毛が見られるようになります。
耳は比較的短くて丸く、尾も短く、鼻の頭も毛に覆われています。
かんじんの鼻の色は黒か黒に白い毛が混じっていて、赤色ではありません。
しかし、冷たい空気を吸うことに適応して鼻先の部分に毛細血管が集中しているので、毛の色が白いトナカイが走っているときには赤く見える場合があります。(光って夜道を照らすことはありません。)
赤鼻のトナカイは実在するの?そりを引くトナカイはメス?
トナカイはシカの仲間では珍しくオスにもメスにも角があります。
トナカイの角には雪を掘ってエサになるコケを探す役割があるからです。だから子育てをするメスは冬に角が生えます。
一方オスの角は大きく立派ですが、主な目的はメスを獲得するためのものです。だからオスは春に角が生えて、秋から冬にかけては抜け落ちるのです。
サンタクロースのそりを引くトナカイたちにはみんな角がありますね。クリスマスのころに角があるのはメスだけなのであのトナカイはみんなメスということになります。
サンタクロースのそりを引くトナカイたちにはそれぞれきちんと名前があります。
先頭からDasher(ダッシャ-)と Dancer(ダンサー)、 Prancer(プランサー)と Vixen(ヴィクセン)、Comet(コメット)と Cupid(キューピッド)、そして Donder(ドンダ-)とBlitzen(ブリッツェン)です。歌のイントロ部分で名前が出てきますよ。
さて、トナカイについて書いてきましたが、楽しんでいただけましたか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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