ヤマガラは人懐っこくて賢い?手乗りになることもある?

スズメだと思ったらちょっと違う!「ツツピーツツピー、ニーニー」と鳴く小鳥に会ったことはありませんか?

その小鳥はヤマガラ(山雀)です。背中とお腹が山吹色(どちらかと言えば赤褐色)だからヤマガラと呼ばれます。(諸説あり)

このヤマガラ人懐っこくて賢いんです。身近な野鳥のヤマガラを紹介します。

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ヤマガラは人懐っこくて賢い?手乗りになることもある?ヤマガラとは?

ヤマガラはスズメ目シジュウカラ科に属し、全国に分布する留鳥(一年中みられる鳥)で、山地や丘陵、特にシイやカシなどの常緑広葉樹を好んで住んでいます。

全長14センチ、翼を広げた長さは22センチでスズメと同じくらいの大きさです。

雌雄同色で白黒の頭部や赤褐色の胸が目立つので、スズメと区別できます。

林の中をちょこまかちょこまか移動して昆虫を捕まえて食べたり、木の実や種子を食べることもあります。

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ヤマガラは人懐っこくて賢い?手乗りになることもある?かつては芸を仕込まれたこともある。

現在は鳥獣保護管理法で野鳥の捕獲・飼育は禁止されています。

しかし、この法律が制定される前の日本では、ヤマガラを飼育して芸を仕込んでいました。

代表的なヤマガラの芸は「おみくじ引き」です。硬貨を賽銭箱に入れて社の中のおみくじを取ってくる芸です。

他にも難しい芸が仕込まれていたようですが、ヤマガラが人に馴れて賢いからこそできる芸ですね。

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ヤマガラは人懐っこくて賢い?手乗りになることもある?餌付けできる?

ヤマガラは警戒心が弱く、庭にエサ台を設置してヒマワリの種などを置いておくとエサを求めてやってきて、しばらく続けると人が近づいても逃げなくなります。

これに対してシジュウカラは警戒心が強いので、人の気配を感じると逃げてしまいます。

人が近づいても逃げなくなったころに手にエサを載せて差し出すと、手からエサを取っていくヤマガラも出てくるかもしれません。

人の手からエサを取るヤマガラの動画はたくさん投稿されています。駅員さんにエサをもらうヤマガラの動画もありましたね。

野鳥が自分の手からエサを取ることは嬉しくてたまらないと思います。その感情は理解できます。

でも、相手は野生の生き物ですから厳しい自然の中で自分の力でエサを取らなければ生き残ることはできません。

餌付けされたヤマガラが人に馴れすぎるとヤマガラのためにならないことを知っておいてください。

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ヤマガラは人懐っこくて賢い?手乗りになることもある?ヤマガラは貯食する?

ヤマガラは繁殖期には昆虫の成虫や幼虫を食べていますが、秋には木の実を好んで食べます。

特にエゴノキの実が大好きです。エゴノキの果皮(かひ)にはサポニンという毒が含まれているため、ほかの鳥はまず食べません。

そのため、初秋に果実が熟してから、そのまま長く枝についていることがあり、ヤマガラは他の鳥と競争せずにエゴノキの実をゲットできます。

ヤマガラはエゴノキの実を足で押さえてくちばしでつついて毒のない胚乳をとりだして食べます。

そしてたくさんの実を、幹の割れ目や朽ちた木や土の下に埋め込んで貯えます。(この行為を貯食と言います)

だから、秋ごろエゴノキが実っている場所に行けばヤマガラをじっくりと観察できますよ。

エゴノキの実以外も貯食しますが、冬場のエサがない時期にシジュウカラがヤマガラの貯えたエサを横取りすることも。

今回はヤマガラについて紹介しました。公園や社寺林でちょっと探すと出会える確率の高い野鳥です。ぜひ、探してみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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