来年の干支はウサギです。
ふかふかの毛皮、愛くるしい目、ウサギが大好きという人は多いと思います。
私もずいぶん前に「チェリー」という名前のウサギを飼ったことがあります。
見た目はピーターラビットそっくりで、とても可愛いのですが、抱っこが嫌いでなかなかコミュニケーションが取れませんでした。
ウサギを飼っていると、時々「ダン!」と大きな足音を立てると思います。あの足ダンにはどんな意味があるのかを調べてみました。
ウサギの足ダンの理由は?ウサギはどんな動物?
ウサギは世界中に分布しているウサギ目の哺乳類で、ペットとして飼われているカイウサギはイベリア半島原産のヨーロッパアナウサギを品種改良したものです。
アナウサギは名前の通り、穴を掘って巣を作り、群れで生活します。繁殖力が旺盛で、元々は食用や毛皮を取る目的で飼育されていました。
オーストラリアでは野生化したアナウサギ(人間が持ち込んだものです)が農作物を荒らす害獣として飼育が禁止されている場所もあります。
ピーターラビットもマクレガーさんの畑を荒らしていましたね。お父さんはパイにされて食べられてしまいましたっけ。
アナウサギの仲間を英語ではラビット(Rabbit)といいます。
日本にいる野生のウサギはノウサギで、巣を持たず、単独で生活します。ノウサギを英語ではヘアー(Hare)といいます。
同じウサギでも生態が全然違うんですね。
ウサギの足ダンの理由は?ウサギの生態は?
カイウサギの祖先であるアナウサギは巣穴の中で群れで生活します。
ウサギには声帯がないので、仲間に危険を知らせるときに後ろ足を地面に叩きつける「スタンピング」で大きな音を立てるのです。これが足ダンのもともとの役割です。
ペットのウサギの足ダンは、飼い主とのコミュニケーションの手段である場合が多いです。
① 警戒しているとき 飼い主に危険を知らせようとしています。ずいぶん前ですが、家族が寝ている夜に火事が起こった時にペットのウサギが足ダンで知らせたという話がテレビで放送されていました。飼い主が気付かない所でウサギがストレスを感じている場合もあるので、ストレスの元を取り除いてあげましょう。
② お腹がすいているとき エサを忘れていたらすぐにあげましょう。エサが気に入らないときや他のエサをおねだりしている場合もあるので、ウサギの健康を第一に考えてあまりわがままを聞かないようにすることも大事です。
③ お願い事があるとき 遊んでほしいときにも足ダンをします。ウサギは群れの中の順位に従って行動するので、ウサギの要望に応えてばかりいるとウサギよりも順位が下に見なされてしまい、飼い主の言うことを聞かなくなるのでバランスが大事です。
④ うれしいとき うれしいときの足ダンは前後の様子で飼い主さんなら区別がつくでしょう。
ウサギの足ダンの理由は?ウサギの寿命は?
ウサギの平均寿命は7~8年と言われていますが、最近はフードが改良されて10才くらいまで長生きすることも増えてきました。
5才を超えたらシニア期に入ったと思って、日ごろのケアに気を付けるようにしましょう。
ウサギは生後4~5か月で人間の12才くらいに相当します。生後1年で人間の18才、ほぼ大人の仲間入りです。
5才になるとシニア期に入り、性格や行動がおとなしくなってきます。急に甘えん坊になるウサギさんも多いです。
7才で人間の還暦の相当します。ジーっとしていたり、眠る時間が長くなります。8才になるとかなり高齢です。
コロナ禍で家にいる時間が増えて、ペットを飼う人が増えました。
私も愛猫のはなちゃんからたくさんの幸せをもらっています。
ペットを飼育する場合は寿命を迎えるまで愛情を注いでくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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