セッカはお歯黒した鳥?裁縫上手な鳥?

セッカという野鳥をご存じですか?漢字では「雪加」と書きます。

スズメよりも小さな鳥で、河原や葦原に暮らしています。

このセッカはなんと裁縫して巣作りをするんですよ!びっくりしますね。

セッカの面白い特徴や生態を調べてみました。

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セッカはお歯黒した鳥?セッカの特徴

セッカはスズメ目セッカ科の野鳥で、全長13センチでスズメよりも少し小さいです。

アフリカ大陸からユーラシア大陸の低緯度地域、日本では本州以南に分布しています。

背中は褐色で、翼から尾にかけて黒色が混じり、側面は薄い茶色で、胸元から腹は白っぽい、一言でいうと地味で目立たない小鳥です。

ただ、繁殖期のオスは口の中が真っ黒になります。これがまるで昔の女性がしていた「お歯黒」に見えるのです。

このオスの真っ黒の口で他のオスを威嚇し、メスを誘うんですよ。

セッカのさえずりは「ヒッヒッ」で、草原や河原でこのさえずりが聞こえたらオスのセッカを見つけるチャンスです。

細い枝や草の葉に器用に乗るセッカを見られるかも!

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セッカは裁縫上手な鳥?一夫多妻の子育て

セッカの大きな特徴は独特な巣作りです。繁殖期のオスは草原で楕円形の巣を作るのですが、なんと「草の葉をクモの糸で縫って」作ります。

ススキのような単子葉類の葉にくちばしで穴をあけてクモの糸を通して葉を縫い付けていきます。

最後は玉止めまでするんですよ。裁縫の基本を押えていますね!

この巣作りのようすは「ダーウィンが来た!」でも放映されました。

草原の中に草を縫って作った巣は周りの景色に溶け込んでなかなか見つけることはできません。

一つの巣を作るのに一週間ほどかかり、繁殖期にオスは20個ほどの巣を作ります。

セッカは一夫多妻なので、オスはそれぞれのメスのために巣を作るわけです。一方子育てはメスだけで行います。

ヒナがふ化して巣立つまでの間、メスはヒナのためにエサの昆虫をせっせと運びます。

他の野鳥であればヒナは親鳥が巣に戻ると「ピーピー」と大きな声で鳴いてエサをねだりますが、セッカのヒナは鳴きません。万一天敵に見つかったら食べられてしまうからです。

これは天敵が多く、子育ての成功率が低いセッカが子孫を残すために行う秘策です。

どんな生き物も生き残って子孫を残すためにさまざまな工夫をしていることが分かりますね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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