ハイキングで危険なハチと出会ったら!危険なハチの見分け方と対処法

夏もそろそろ終わりが見えてきました。

涼しくなって登山やハイキングに出かけようと思っている方も多いのではないでしょうか。

ハチがいるような場所に行く場合は、香りの強い柔軟剤や香水・シャンプーを使わないことが大切です。

また、服装は白っぽい色の長袖・長ズボンで帽子を着用すること。ひらひらした服もよくないです。

黑っぽい服装は天敵のクマとみなされて攻撃されやすいですから注意しましょう。

初秋は昆虫の活動も盛んです。特に注意が必要なのがスズメバチやアシナガバチです。

場合によっては命を失うこともあります。

そこで危険なハチの見分け方や対処法をまとめてみました。

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スズメバチとアシナガバチ、危険なハチと危険でないハチの簡単な見分け方は?

ハチが自分の近くに飛んできたときに、冷静に「ああ○○ハチだ。」と観察できる人は少ないでしょう。

危険なハチを簡単に見分けるポイントは「ウエストがくびれているハチは危険」です。

ミツバチやクマバチのようなずんぐりと丸いハチは大人しく、攻撃してくることはまれです。

スズメバチとアシナガバチは、両方ともウエストがくびれていて似ています。

「このハチはどっちだろう?」と思ったら、次の見分け方を参考にしてみてください!

アシナガバチの胴体は黄色っぽく脚は黄色いタイプが多いです。

後ろ脚をダラリと垂らし、フラフラとゆっくり飛びます。

スズメバチの胴体はオレンジ色っぽく脚は黒いタイプが多いです。

素早く、直線的かつ滑らかに飛びます。

どのようなハチであれ、キャーキャー騒いだり、手で振り払うことはNGです。

静かにハチと距離をとるようにしましょう。

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スズメバチやアシナガバチの巣が自宅にできたら、どうする?

日本にはおよそ4000種以上のハチが生息しています。

とくに民家周辺に巣を作り被害が多いハチは、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの3種類です。

とくにスズメバチ・アシナガバチは危険なので、巣が作られていたら早めの駆除をおすすめします。

駆除は業者さんに依頼するのが安全です。

知識や経験がない素人が駆除するのは危険です。

次に巣の見分け方をお話しします。

ミツバチの巣は、平らな板が垂れ下がったような形をしています。

板状の巣が何枚も重なって大きくなり、1mくらいになることもあります。

民家の屋根裏や床下に巣を作ることが多いです。

アシナガバチの巣は、お椀を逆さまにしたようなハスの実のような形をしています。

色は灰色・グレー系で、大きさは最大15センチくらいです。

外から六角形の巣穴(ハニカム構造)が見え、むき出しになっているのが特徴です。

アシナガバチの巣は丈夫で、棒で叩いたくらいでは壊れません。

スズメバチの巣はボールのような球体、フラスコ状など形は数種類あります。

色は茶系でマーブル模様も特徴です。たいてい出入り口がひとつです。

外側は、木片や樹皮をかじったものを、だ液と混ぜて何層にも重ねて作ります。

はじめは、女王蜂だけで巣を作り始めます。このタイミングで駆除するのがベスト!

完成した巣穴からは、見張り役のハチが常に外を監視しています。

巣に近づきすぎると敵とみなされて攻撃される可能性があるので、

3メートル以上離れましょう。

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スズメバチとアシナガバチ、危険なハチの予備知識を持って自分の身を守ろう!

アシナガバチとは、どのくらい危険なハチ?

アシナガバチは比較的おとなしい性格のハチです。

しかし、巣に近づいたり、刺激を与えたりすると一斉に攻撃してきます。

アシナガバチの毒性はかなり強力で、アナフィラキシーショックが発生する可能性もあります。

アシナガバチに刺された痛みは、スズメバチ以上と言われています。

また、越冬前の10月〜11月や越冬後の3月〜4月は、洗濯物に女王蜂が紛れ込むことがあります。

洗濯物を取り込む際は、アシナガバチがついていないかを確認しましょう。

スズメバチとは、どのくらい危険なハチ?

いちばんキケンなのはスズメバチ。凶暴で毒も強く、集団で人を襲います。

中でもオオスズメバチは大顎で噛む力が強く、

刺された時の痛みや腫れは、ハチの中でも最も激しいです。

多数のハチに刺された場合、死に至ることもある怖いハチです。

巣は土の中に作ることが多いです。

攻撃性も非常に強くて、攻撃時は、顎をカチカチ鳴らして針を何度も突き刺します。

キイロスズメバチはオオスズメバチに次いで危険なハチです。

都市部・市街地に巣をつくるので、被害件数も最も多いです。

巣に近づくと、とくに攻撃性が高くなるので注意が必要です。

巣は、屋根裏や床下などの閉鎖的な空間に作られることが多いです。

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スズメバチやアシナガバチのような危険なハチに遭遇した時の対処法は?

前にも書きましたが、ハチに遭遇したら騒がないことが大事です。

家に入ってきたら、窓や玄関など、ハチの出入り口を開放して出ていくのを待ちます。

室内の電気を消して、暗くすると明るいほうへ飛んでいきます。

手で払うなどは絶対にやってはいけません。

ハチは黒いものや動くものを「敵」とみなして攻撃してきます。

背を向けず、後ずさりして、距離をとってから逃げましょう。

逃げる際は、スズメバチの視界から外れるように姿勢を低くして逃げます。

直角に曲がって視界から外れるようにするのも効果的です。

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スズメバチやアシナガバチに刺されてしまったらどうする?

ハチに刺されたら、第一にさらなる被害を抑えるために、刺された現場から離れます

巣が近くにあるかもしれません。また、ハチの毒は仲間を呼ぶ効果もあります。

ポイズンリムーバーを持っていれば、毒を吸い出します。

間違っても口で吸ったりしないようにしてください。

ハチに刺されたときの症状には、された部分だけ症状が出る「局所症状」と、

全身が痒くなったり腫れが広がる、「全身症状」があります。

「全身症状」とは

  • 口が渇き、しびれる。
  • お腹が痛くなり、下痢や嘔吐をする。
  • 息が苦しくなり、目が見えない、耳が聞こえないなど、意識障害が起こる。

重い全身症状が見られる場合は、命に関わりますので、一刻も早く病院に行きましょう。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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