二ホンミツバチとセイヨウミツバチの違いは?

無セキツイ動物

日本には野生の二ホンミツバチと養蜂家が飼育するセイヨウミツバチがいます。
この2種類のミツバチの違いは何か、2種類のミツバチが作る蜂蜜の違いは何かをまとめました。

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二ホンミツバチの特徴と分布は?

二ホンミツバチはトウヨウミツバチの亜種で日本在来のミツバチです。
北は青森県の下北半島から南は奄美大島まで日本中に広く分布していて、離島にも生息しています。

からだはセイヨウミツバチよりも小型で、体色は黒っぽく腹部の縞模様がはっきりしています。性格は穏やかで、攻撃してくることはまれです。

二ホンミツバチは野生のミツバチです。最近は飼育している人も多くなりましたが、人間が準備した巣箱が気に入らなければ逃亡してしまう自由奔放な面があります。

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セイヨウミツバチは箱入り娘?

セイヨウミツバチは外来種で、海外から養蜂のために持ち込まれたミツバチです。
養蜂家のお世話なしでは天敵のオオスズメバチがいる日本では生きていけない「家畜」です。

からだは二ホンミツバチよりも大きく、体色はオレンジ色をしています。性格は二ホンミツバチに比べると気が荒いです。

養蜂家さんが準備した巣箱に巣を作り、繁殖してせっせと蜜を集めます。
養蜂家さんは巣箱の温度などセイヨウミツバチにとって快適な環境を管理しています。

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二ホンミツバチとセイヨウミツバチの蜂蜜の違いは?

二ホンミツバチ一匹が一生かけて集める蜜はわずか小さじ一杯です。
巣から蜜を採取できるのは一年に一回で、取れる蜜の量はセイヨウミツバチに比べると少ないです。
蜜の質も巣の近場にある色々な花から蜜を集めてくる「百花蜜」で、複雑な味がします。

セイヨウミツバチは二ホンミツバチに比べるとたくさんの蜜を集めることができます。
一年に二回巣から蜜を採取でき、養蜂家が花のある場所に巣箱を設置するので、
レンゲの蜂蜜やサクラの蜂蜜など、一種類の花の蜜「単花蜜」が多いです。
見た目もさらっとしていて、あっさりした美味しさです。

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長崎県の対馬は二ホンミツバチの蜂蜜の名産地?

先日長崎県の対馬を一泊二日で旅しました。
驚いたのは島の至る所に二ホンミツバチを飼育するための「蜜洞」が設置されていること。
市役所の玄関にも設置されていました。

対馬は国内で唯一二ホンミツバチだけが生息する島で、蜂蜜は特産品です。
対馬市の「ふるさと納税」の返礼品にもなっています。
生産量が限られているので品切れになっていることもあり、新庄剛志監督も買えなかったとか。

私はお寺の売店で150gの瓶を1つ購入しました。(最後に寄ったお土産屋さんでは品切れでした。)
3000円と高価でしたが、毎日一さじ食べています。ちょっと酸味があって美味しいですよ。
この冬は蜂蜜で免疫力を高めて乗り切るぞ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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