セミの名前と由来(種類)と鳴き声の特徴を知ろう!

夏の昆虫といえばセミ、私はセミの鳴き声が聞こえると梅雨明けしたんだなあ、いよいよ暑い夏がはじまるなあと思います。

私は気象庁の梅雨明け宣言よりも、セミの鳴き声の方が正確に梅雨明けを知らせてくれるように思います。

今も外ではセミの合唱です。庭の木や家の壁には抜け殻がいっぱい。

お盆の時期になるとツクツクボウシの鳴き声も聞こえるようになりました。

小学生の自由研究にも毎年登場するセミ、身近なセミの鳴き声の違いや特徴を詳しく知ってみませんか?

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セミの名前と由来(種類)セミとは?どんな昆虫

セミはカメムシ目というグループの昆虫で、カメムシやタガメ、アブラムシなどの仲間です。

カメムシには苦い思い出があります。30年前の夏に首に何かが触れたように感じて、手で叩いたところ、首にとまったカメムシを叩き潰してしまいました。

その後どうなったかは皆さん想像してください。

カメムシ目の昆虫は、注射針のような口をもっていて、植物の汁や小動物の体液を吸って栄養にしています。

タガメが魚を捕まえて体液を吸い取っている様子が先日「カマキリ先生」のテレビで流れていました。

セミが樹液を吸って栄養にしているのは、みなさんよくご存じでしょう。

セミは、日本に約30種が生息しています。

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セミの名前と由来(種類)セミはなぜ鳴くの?

どの種類のセミでも、鳴くのはオスだけです。鳥のさえずりに似ていますね。

鳴くと言っても、鳥のように口から声を出しているわけではなく、お腹から音を出しています。

セミのオスのお腹の中には、発音膜という鳴き声を出すための器官があります。

発音膜を、発音筋という筋肉でふるわせて音を出し、お腹の中の共鳴室という空間で音を大きくします。

セミのオスが鳴くのは、メスを呼ぶためです。

メスは、鳴き声の気に入ったオスと交尾して、木の幹や枝などに卵を産みつけます。

動物のオスはメスに一生懸命アピールして子孫を残すのですね。

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身近なセミの名前と由来(種類)6選!

セミの名前と由来(種類)アブラゼミ

アブラゼミは、北海道から九州まで最も広い地域で見られるセミです。

7〜10月に現れる。「ジージリジリ…」と鳴く大型のセミです。

鳴き声が食べ物を油で揚げている音に似ているからアブラゼミという説があります。

平地から山麓に広く生息し、人家の庭先から雑木林など広い範囲で見られます。

今日は「海の日」ですが、わが家の庭ではアブラゼミが鳴いています。

セミの名前と由来(種類)エゾハルゼミ

北海道から九州に分布し、5月から7月に発生する中型のセミです。

北海道では最も早く鳴き始めるセミなので「エゾハルゼミ」といいます。

北海道や東北地方では平地から低山地、関東以西では1,000m前後の山に生息しています。

私は先日福岡県最高峰の釈迦岳(1230メートル)に登った時に、エゾハルゼミの鳴き声を聞きました。

鳴き声の後半はヒグラシに似ていますが、前半はドスの効いたジーッという音でうなります。

ブナ、ミズナラ、コナラなどの林に見られます。

セミの名前と由来(種類)クマゼミ

クマゼミは、大きなものだと全長7cmの日本で一番大きなセミです。

黒くて大きいところがクマを連想させるので「クマゼミ」と呼ばれます。

東京より西の本州や、四国、九州、沖縄に生息していますが、最近は地球温暖化の影響で北上が問題視されています。

7〜9月に、「シャア、シャア」とうるさく鳴きます。

セミの名前と由来(種類)ミンミンゼミ

北海道から九州まで分布し、7月から10月に発生する大型のセミです。

東日本では平地から丘陵地に、西日本ではおもに山地に生息しています。

名前の由来はズバリ鳴き声から、説明不要ですね。

私は九州に住んでいるので、普段はミンミンゼミの声よりもアブラゼミやクマゼミの声を聞くことが多いです。

以前、仕事でつくば市に行った時にミンミンゼミの声が聞こえてきて、ああ関東に来たんだなあと思いました。

いろいろな広葉樹に生息しますが、特にサクラやケヤキで見られます。

セミの名前と由来(種類)ツクツクボウシ

北海道から南西諸島に分布し、特に関東以西の平地から低山地に多く生息しています。

7月から11月に発生する中型のセミです。

「ツクツクオーシ、ツクツクオーシ」という声を聞くと、夏休みも後半だなあと思います。

名前の由来は鳴き声からです。これも説明不要かな。

セミの名前(種類)ヒグラシ

日本全国に分布し、7月から9月に発生する中型のセミです。

北海道から関東では平地から丘陵地に普通に見られますが、関西よりも西では山間部に生息しています。

夕暮れ時に鳴くことから「日暮(ひぐらし)」と呼ばれます。

私にとってはヒグラシの声は山に来たサインです。

「カナカナカナカナ」という声に哀愁を感じるのは私だけ?

昔、京都の銀閣寺から哲学の道を歩きながら聞いたヒグラシの声は忘れられません。

ヒグラシは広葉樹でも見られますが、スギ、ヒノキなどの針葉樹林で良く見られます。

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セミの名前と由来(種類)セミの一生、寿命は?

アブラゼミを例にセミの一生を紹介します。

メスは7〜8月に、木の幹や枝などに開けた穴に卵を産みます。

卵は、長さ2.2mmほどの細長い形をしています。

卵は、そのまま冬を越し、翌年の6月ころにふ化します。

ふ化した幼虫は、土の中にもぐり、木の根から養分を吸って脱皮を繰り返して成長します。

卵から7年目にようやく地上に出て木の枝や葉の裏などで羽化をして成虫になります。

「八日目の蝉」という言葉があるくらい、成虫は約1〜2週間しか生きることができません。

交尾と産卵が終わると成虫は死んで次の世代に命をバトンタッチします。

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セミの名前と由来(種類)素数ゼミとは?

セミの仲間には13年あるいは17年の周期で大発生するセミがいます。

周期ゼミとか13や17は素数なので素数ゼミとも呼ばれます。

氷河期に生き残るために、素数の周期で狭い地域で大発生することで子孫を残してきました。

この素数ゼミの謎を解き明かしたのは日本の研究者です!

アメリカ北部でのセミの大発生は世界ニュースで話題になりますね。

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セミの名前と由来(種類)セミを題材に自由研究

セミは夏休みの自由研究の題材になりますね。

成虫を捕まえて、どのような木に何ゼミが多いのかを調べたり、抜け殻を調べたりなどネタはたくさんあります。

最後は捕まえたセミを「油で揚げて食べてみる」という研究をテレビで見ました。

この記事をきっかけに自分でも詳しく調べてみようと思ってくれたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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